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映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』の感想とあらすじ

【目次】

【作品情報】

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(C) 2019 ILM and Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

あらすじ

はるか彼方の銀河系で繰り広げられる、スカイウォーカー家を中心とした壮大な<サーガ>の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最後の決戦に託された──祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継いだカイロ・レン。伝説のジェダイルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎ、フォースの力を覚醒させたレイ。そして、R2-D2C-3PO、BB-8 ら忠実なドロイドと共に銀河の自由を求めて戦い続ける、生きる英雄レイア将軍、天才パイロットのポー、元ストームトルーパーのフィンら、レジスタンスの同志たち...。さらに、ハン・ソロの永遠の好敵手ランド・カルリジアンもエピソード・シリーズでは『スター・ウォーズ エピソード 6/ジェダイの帰還』以来の再登場。果たして、彼らを待ち受ける運命とは?そして、いかなるエンディングを迎えるのか?

キャスト

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(日本語吹き替え)

【レビュー】

感想

先に言っておくと、私は最後のジェダイを傑作だと思っている。

 

まずは内容云々。映画として面白かったかどうかといえば、詰め込みまくりで全編クライマックスでテンポが良くて面白かった。まさにスターウォーズって感じで、スペースオペラを感じさせる。そういう意味では、エイブラムスはやはり才能があると思うし、これだけ世界観の広がったストーリーを、途中の監督交代を経て、よくまとめ上げたと思う。

 

でも、軌道修正してしまうのは良くないと思った。同じくディズニーが巨大シリーズとして成長させたMCUは、それぞれが別の監督で、別の脚本でありながら、ケヴィンファイギというプロデューサーのもとにすべてをまとめ上げていって、十年の時を経てエンドゲームで一つの時代を終えた。あれほど完璧なシリーズは今までに無いと思う。

 

MCUは、ストーリーを軌道修正したり、何かを無かったことにしてしまうことは殆ど無かった。それまでに築き上げたストーリーをいかにして繋ぎ合わせるか、いかにして活用させるのかということを、最大限に考えたからこそのエンドゲームだと思う。

 

だから、今回のスターウォーズも、最後のジェダイからのストーリーをなんとかしてまとめあげようという苦労を理解しつつも、やはりレイの親とか、スノーク関連とか、パルパティーンとか、想像していなかった展開をとってつけたような展開で軌道修正してしまうのは残念だった。何が言いたいのかというと、最後のジェダイを「無かったことにする」のではなく、「最大限に活かす」ストーリーを作ってほしかったというのが正直なところ。

 

そして、意外性の連続で、何もかも裏切ってきた最後のジェダイに比べて、今作はワクワクして面白くはあるものの、意外性は薄く感じられ、無難に話が進んでいく。すべてが想像の範囲内で、保守的な古参ファンに媚びまくっているような作品。本当に無難ではあるけれども、それで新しいスターウォーズは必要とされているのか?出発点であるEP7では許せたものの、サーガの完結編では許されない。

 

また血縁の物語となるところも無難だと感じさせる。結局やることは旧作と同じ。何も変わらない。前作の、なんでもない普通の血のフォースの使い手だからこそ、誰もがヒーローになれる。誰もが夢を見れる。そんな「新たなる希望」を彷彿とさせるテーマが、一気に軌道修正で崩れた。もう誰が親だろうが関係ない。レイはレイの物語を突き進んでほしかった。

 

細かいところで言えば、フォースの能力が多様化しすぎて何でもありのような力になってきているところが気になった。

 

巡り巡って、本作を見て、やはり新しいことにチャレンジした最後のジェダイは素晴らしいと改めて感じた。これがスカイウォーカーの物語の最後だと思うと残念。

おすすめ度

映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』のおすすめ度は3.7点(5点満点)。

「その設定だと旧作での皆の努力は何だったのか」とか「フォースってそんなに万能だったのか」とか色々言いたくはなるが、3部作の終結を飾る作品として、何とか着地できたのではないかと思う。

ただ、正直なところEP789の連作の中で、設定や世界観の解釈に断絶や乖離が多く見られたのは非常に残念であり、監督リレー方式の不味さが垣間見えたような気がする。

 

【おまけ】

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