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映画『ソニック・ザ・ムービー』の感想とあらすじ

【目次】

【作品情報】

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(C) 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

あらすじ

宇宙の果てにある平和な島で暮らし、砂浜やループコースターを驚異的なスピードで駆け抜けるソニックは、そのスーパーパワーを狙われたため地球に逃げてきていた。10年後、安全に生活していたソニックは、世界征服を企てる悪の天才科学者のドクター・ロボトニック(ジム・キャリー)に目をつけられ、保安官のトム(ジェームズ・マースデン)に救いを求める。

キャスト

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(C) 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

(声の出演)

  • ベン・シュワルツ

(日本語吹き替え版)

【レビュー】

感想

ソニック役でお馴染みの声優といえば金丸淳一さんだが、今回ソニックの声優は中川大志さんが演じている。‪ソニックの声優が違うという不安がある状態での鑑賞だったが、結果としては大満足だった。

 

予告の段階では中川大志さんが吹き替えるソニックに違和感を感じていたのだが、本編が始まるとすぐにそんな違和感は吹き飛んだ。この声のソニックも案外アリだと思う。そもそも本編のソニックのキャラを考えると今回の声優変更も致し方なかったのだと納得はできた。この映画のソニックはゲームの時に比べて明らかに精神的に幼く無邪気であるため金丸淳一さんのクールボイスには合わない。

 

ロボトニックの声優の山寺宏一さんも見事にハマり役だった。これもソニック同様、オリジナル声優と演者の雰囲気が合致していないため変更は仕方なかったと思う。何にしろ、どのような役でもこなすことができるまさにレジェンド声優の実力は伊達ではなかった。

 

肝心の本編に関しても本当に見事だった。ソニックの生い立ちをこれまでの作品から変更したことで、人間との交流が自然に描かれており、脚本がダレることなくまとまっていた。ソニックの足の速さが場面によってガバガバなのはいつものことなので今更気にするのはご法度だ。

 

ハートフル・アクション・コメディとして文句のない出来。原作ゲームの世界観とはだいぶ違うものの、映画内での違和感は無い。コメディの原理の一つである突然の消失と出現はソニックの超速設定と相性が抜群であった。また、超速といえばX-MENシリーズに登場するクイックシルバーが魅せた、時が止まっているかのような超スローモーション映像を3回もやってくれたのもうれしい。

 

細かいところかもしれないが、この映画の気の回し方で非常に上手いと思ったのが、ソニックが隠れ家でThe FLASHのコミックを読んでいたことだ。ソニックと同じく超速で且つ稲妻を伴って走るキャラのコミックを出すことで、観る側にパクりと感じさせず、オマージュであることを示している。

 

そして何といってもジム・キャリーの怪演。イカレ天才科学者で悪人だということは存分に伝わるのに、セリフから動きから洗練されすぎていてひたすらに楽しい人物を演じきった。似た役回りでは『バットマン フォーエヴァー』のリドラーを演じていたが、当時よりもさらに演技に磨きがかかっている印象だ。最終的に私たちの知るドクター・エッグマンになるわけであるが、今後はどのような活躍を見せてくれるのだろうか。

 

また、エッグマンの名前がロボトニックになっていることに関して、違和感を持つ人も多いかもしれないが、原作ゲームにおいても“エッグマン”の名は愛称であり本名は“ロボトニック”であるため、実は原作を踏襲しており問題はなかった。なお本編中ではソニックはロボトニックのことをタマゴみたいな乗り物に乗っていることから終始エッグマン呼びしていた。

 

今作は同じ日本のゲーム原作である映画『名探偵ピカチュウ』と比較されることが多く、あちらは様々なサプライズで話題を呼んだが、こちらもエンドロール後の映像でまさかのサプライズにソニックファン大歓喜。続編をほのめかす演出であったので今後の展開が楽しみで仕方がない。‬

 

ソニックの声優変更に抵抗がある方も多いとは思うが、先ほども挙げたエンドロール後のサプライズが本当に鳥肌モノだったので根っからのソニックファンであるのなら是非一度だけでも吹替版で鑑賞していただきたい。

おすすめ度

映画『ソニック・ザ・ムービー』のおすすめ度は4.3点(5点満点)。

内容はまさにファミリー向け映画で、笑いあり涙ありの王道。ストレスなく楽しむことができた。また、原作愛を感じることができるのも評価が高い。

超スピードの演出はフラッシュやスタープラチナも真っ青でとても良かった。あのゲームを映画にするにあたって、これ以上のものはないだろう。

突出してるのはやはりジムキャリーの怪演。続編を匂わせる終わり方をしていたので、まだまだ彼の怪演を楽しめそうなのは嬉しい。

キャラデザや声優の変更など、色々と言われていただけに不安だったが、蓋を開けてみれば大変満足のいく映画化だった。

【おまけ】

ホームシアター

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yutori-film.hatenablog.com

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