映画『アナと雪の女王2』の感想とあらすじ
【目次】
【作品情報】
あらすじ
凍てついたアレンデール王国を救い、確固たる絆で結ばれたエルサとアナの姉妹は、幸せに暮らしていた。ある日エルサは、自分にしか聞こえない不思議な歌声を耳にする。その歌声に導かれるように姉妹は仲間の山男クリストフ、雪だるまのオラフと一緒に旅に出る。
キャスト
(声の出演)
(日本語吹き替え)
- 松たか子(エルサ)
- 神田沙也加(アナ)
- 吉田羊(イドゥナ)
【レビュー】
感想
日本で爆発的にヒットしたアナ雪の続編。入場待ちの列とコンセの列が映画館内から飛び出てたのは今でも覚えている。
前作ほど曲は良かったわけではないが(前作が良すぎた)、ストーリーは前作と同じくらいに面白かった。
ストーリーは新解釈で生まれた実写映画の『マレフィセント』シリーズに似たような話になっている。ディズニー・ファンタジーの王道というべきか。種族の分断、自然の怒り、架け橋、融和。「分断」のストーリーは、『マレフィセント』と同様に、今だからこそ描いていると思われる。始まりこそあまりストーリーに入りきれなかったが、話が進んでいくと面白くなってくる。終盤のエルサの映像は見もの。
前作では多くの謎を残したままであったため、本作の「なぜエルサにその能力が」や「アレンデールの過去」というテーマも後付け設定感はなく、逆に前作の内容が伏線になっており、なかなか上手いストーリーであった。
また、大ヒットしたが故に、前作をメタ的に扱ったものがかなりあって面白かった。そして、クリストフのミュージカルが何故かMV風になっていて、しまいには『ボヘミアン・ラプソディー』をオマージュする様は笑ってしまった。こういうのもっとやって欲しい。
おすすめ度
映画『アナと雪の女王2』のおすすめ度は3.7点(5点満点)。
前作よりも楽曲が増えて、よりミュージカル色が増した印象。ただ、前作のレリゴーのようなキラーチューンが無いため、個人的には物足りなさも残った。(今作でもレリゴーは強引にねじ込んで欲しかった。)
映像は前作よりも更に進化している。特に色鮮やかな紅葉や迫ってくる大波など自然を描いた映像が凄かった。
アナ雪の"お笑い担当"オラフは今作でも安定の面白さ、そして可愛さ。"アクション担当"エルサは1人X-MEN状態で、凛々しさと強さが一段と増している。
一方で"恋愛担当"アナとクリストフの2人は、あまり相性が合っていないような気もしたが、クリストフの一途な想いは応援したくなる。
【おまけ】
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