映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』の感想とあらすじ
【目次】
【作品情報】
あらすじ
人付き合いができないフィンセント・ファン・ゴッホ(ウィレム・デフォー)は、いつも孤独だった。唯一才能を認め合ったゴーギャンとの共同生活も、ゴッホの行動により破たんしてしまう。しかし、ゴッホは絵を描き続け、後に名画といわれる数々の作品を残す。
シネマトゥデイより
キャスト
- ウィレム・デフォー(フィンセント・ファン・ゴッホ)
- ルパート・フレンド(テオ・ファン・ゴッホ)
- オスカー・アイザック(ポール・ゴーギャン)
- マッツ・ミケルセン(聖職者)
- マチュー・アマルリック(ポール・ガシェ医師)
- エマニュエル・セニエ(ジヌー夫人)
- アンヌ・コンシニ(教師)
- ヴラジミール・コンシニ(フェリクス・レー医師)
- ロリータ・シャマー(農婦)
- ディディエ・ジャール(精神病院の守衛)
【レビュー】
感想
自身も画家である、「潜水服は蝶の夢を見る」のジュリアン・シュナーベル監督が、ウィレム・デフォー主演で画家フィンセント・ファン・ゴッホを描いた本作は、「なぜ絵を描くのか?」をキーワードに偉大な画家の魂に迫り、その見ていた世界を実験的な映像で表現していく。
ゴッホは私の好きな画家の1人で、実家には今でも複製画が飾ってある。
代表作というと「ひまわり」、「糸杉と星の見える道」、「星月夜」等があるが、絵の具の厚塗り、補色使い、そして何と言っても渦巻くタッチが、「炎の人」と呼ばれるゴッホの絵画の特長をよく表していると思う。
特にアルル時代のゴッホは、そこに広がる自然の美しさ、オレンジ色に輝く麦畑、風の中の糸杉、空で存在感を示す雲、心の中までも照らすような月光をキャンバスに描いて永遠の命を与えている。
本作はゴッホの伝記映画だが、説明的な表現は避け、生前は評価されずに失意と孤独に苛まれた画家の痛々しい姿を浮き彫りにしていく。
繊細で感受性が強いからこそ傷付き易く、感情の触れ幅が激しいから時に暴走してしまうゴッホ。自身が抱える“病める部分”が、盟友ポール・ゴーギャンとの共同生活の終焉や、地元民とのトラブルを生んで彼を追い込んでいく。
そんなゴッホを支え続けたのが画商の弟テオなのだが、晩年はテオでも手に余る程となり、悲劇的な最期を向かっていく。ゴッホの死に関して、最新の説に基づいて本作は描かれているが、余りにも唐突で理不尽なもののように思える。
折しも上野の森美術館で「ゴッホ展」が開催中なので、改めて偉大な画家の魂に触れたいと思う。
無音から始まるエンドロールにピアノが響いた瞬間はとても気持ちが良かった。
おすすめ度
映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』のおすすめ度は3.8点(5点満点)。
美しい自然とゴッホが一体化している様が描かれいる。さらに、観る側とゴッホとが一体化するかの様な演出もなされていて臨場感はすごかった。風や鳥の声や光がすごく近くに感じられた。
ただ終始カメラがフラフラと安定せず、そこだけはあまり心地良くはなかった。
【おまけ】
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