映画『マチネの終わりに』の感想とあらすじ
【目次】
【作品情報】
あらすじ
クラシックギタリストの蒔野聡史(福山雅治)とフランスの通信社で働く小峰洋子(石田ゆり子)は、出会ったときから運命のようなものを感じていた。しかし洋子には婚約者がいて、さらに二人とも世界を飛び回っていたことから、関係は途絶えてしまう。
シネマトゥデイより
キャスト
【レビュー】
感想
ビターな映画。とても好きだ。
上質で上品な映画を見た感じがする。
最高のロケーション、適切なキャスティング、上質な演技、丁寧なシーン作り、美しい画、印象的で優しい楽曲。
「期待の数倍良かった」というのが正直な感想。
年齢を重ねて年相応に上品だけど、どこか情熱的な会話。
二人の関係性に変化をもたらす会話のシーンはどれも心安らかなもので、ビジュアル以上の美しさがある。
そして、音楽家としての福山雅治がギターを持つ姿の説得力は凄まじい。
「ギタリスト蒔野」の存在を本当にそこに感じられた気がする。
特に古谷一行演じる師匠との関わり方が好き。
それぞれの音楽家の苦悩が丁寧に描かれている気がして、めちゃくちゃいい。
師匠の言葉一つ一つをもっと聞いていたいぐらい。
物語に一番のターニングポイントを作った早苗。
彼女の選択や行動を理解して支持するか、理解しきれず怒りを覚えるか。
自分は早苗という登場人物がとても印象的で魅力的に映った。
序盤から蒔野へのリスペクトとそれ以上の感情を匂わせる。
陽子の登場によって、その想いをより強いものにしていく。
彼女の行動は最後まで一貫していて、人間味が一番感じられて、感情移入させられた。桜井ユキの好演だと思う。
「私の人生の目的は蒔野なんです。」は強すぎる。
そして、何より楽曲。
作中で登場するオリジナル楽曲「幸福の硬貨」の旋律が美しい。
この映画の雰囲気全体に合っているし、耳に残る。
予告編から「上質な映画」感を感じたのはこの楽曲が BGM に流れていたからかもしれない。
「未来が過去を変える」という印象的なセリフが物語中で何度も効いてくるところも、原作含めてストーリーや構成がそもそも素晴らしいんだろうな。
歳を重ねてまた見たくなるような映画。
未来でまたこの映画を見たときに、「今日この映画を見た」という過去の形も変えてしまうような未来が待っているといいな、とも思った。
おすすめ度
映画『マチネの終わりに』のおすすめ度は4.0点(5点満点)。
邦画ではなかなか無い凝縮された大人のロマンを観ることができる。稀にみる原作同等以上の映画だった。
【おまけ】
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