映画『ジョーカー』の感想とあらすじ
【目次】
【作品情報】
あらすじ
孤独で心の優しいアーサー（ホアキン・フェニックス）は、母の「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を心に刻みコメディアンを目指す。ピエロのメイクをして大道芸を披露しながら母を助ける彼は、同じアパートの住人ソフィーにひそかに思いを寄せていた。そして、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、底辺からの脱出を試みる。
シネマトゥデイより
キャスト
- ホアキン・フェニックス（アーサー・フレック）
- ロバート・デ・ニーロ（マレー・フランクリン）
- ザジー・ビーツ（ソフィー・デュモンド）
- フランセス・コンロイ（ペニー・フレック）
【レビュー】
感想
評判通り“圧倒的”。
冒頭、ジョーカーが笑い出すシーンでもう引き込まれた。
ヒーローもヴィランも関係ない世界で一人の男が何かに目覚めていく様を見せつけられた。
チャップリンやスコセッシ×デニーロを飲み込んで、それを笑い飛ばすようなトッド・フィリップスとホアキン・フェニックスの圧倒的な演出と演技力には痺れる。
ベトナム戦争の時の弱いアメリカの時代に流行ったのは個人の力の象徴であるロッキーであり、最後のフロンティアである宇宙を舞台にしたスターウォーズだった。
今この平和で満たされた世の中で欲求不満を募らせる者たちは、この社会や世界を圧倒的な暴力で還元するこの悪役にロマンを求めているのだろうか。
SNS等の一部で話題になっている『若おかみは小学生！』との比較。確かに似ている。でもそうなると、アーサーよりおっこちゃんの方が健気に頑張ってるやん、という結論に至りそう。
ヒーローやヴィランの居ない世界でもちょっとした不運で人は大きく変貌してしまう。
これは誰しもがジョーカーにも若おかみにもなり得るという事であり、同時にトーマス・ウェインにもトラックの運転手にもなり得るという事だ。
それにしても、ホアキンフェニックスのお芝居は本当にすごい。タバコをギリギリまで吸う姿がとてもかっこよかった。
そしてこの流行り具合、今年のハロウィンはジョーカーで溢れるのではないだろうか。
おすすめ度
映画『ジョーカー』のおすすめ度は4.2点(5点満点)。
迫力のある演出や演技力に物凄い熱量を感じる作品。
ホアキンの演じるジョーカーに圧倒されるはず。
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【おまけ】
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